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吉本興業に疑問をもつ管理人のブログ

吉本興業のTOBによる上場廃止に疑問を持つ株主の独り言。

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声をあげる弁舌家


大声を上げる弁舌家たちのことを茶化して、キケロはこう言った。
『彼らが叫ぶのは無力だからだ』
-プルタルコス-
 
訴訟も次の期日までまだ少し間があります。
今のところ進展もなく、ブログもなかなか更新できずプレッシャーです。
下手なことを書くと名誉毀損かなにかで反対に訴訟されそうなのでびくびくしてます。
 
先日、大阪は京橋の出会い系喫茶が吉本興業(よしもとクリエイティブエージェンシー)に提訴されていたとの記事がでていました。
京橋花月の近所に出会い喫茶が「京橋花花」という看板をだしていたそうです。
吉本側は模倣しているのは明らか、関係があるがごとく誤認されるおそれがある。京橋花月の名声にただ乗りして不正に利益を得る目的で使われていることは明白と主張しているとのこと。
これに対して経営者側は来年初めには看板は撤去する。しかし業態が全く違うので不正競争にはあたらず損害賠償に応じられないと主張しています。
ちなみに損害賠償の請求額は500万円だそうです。
 
これってどうなるんでしょうかね。
天下の吉本興業にすれば随分大人げない気もしますが、
もっともそれまでにどういう交渉があったのかは不明です。まさかいきなり訴訟を起こされたなんて事はないと思いますが。
以前シャネルって名前の飲食店が摘発された事例があるらしいのですが、全国的に有名なブランドってだけでまずいということです。シャネルも自社のブランドイメージを守るために徹底的に叩くそうです。
もっともシャネルはブランドが企業価値ですからしかたない。
吉本興業の場合は芸人さんとその芸が企業価値ですから少し違うような気もしますけどね。
 
私が吉本に対して訴訟をしたのは、ひとえに私が無力だからです。
もし力と金があれば吉本興業株を買い集めて大株主になってます。
無力だからこそ声を上げざるをえないのです。
 
 
今週、ある写真週刊誌に記事が出ていまして、
見出しは
「吉本興業社長独占激白「乗っ取りには全面対決や」」
私にとっても興味深い記事です。
大崎社長の言葉として「これは、吉本に対しての乗っ取り計画ですよ。僕は断固として闘います」と掲載されてました。
 
どうやら密かに乗っ取り計画が進行しているとのこと。
「ほんまかいな?クオンタムと喧嘩かな?」と読み進めていくと、
どうやら「乗っ取り」を計画しているのは訴訟をおこした私たちらしいのです。
 
びっくりしました。
「さすがだね、そこまで我々の計画をお見通しとは。
ばれてしまってはしかたない。又会おう、明智君。ははは・・・」
・・・ってそんなあほな。
 
株集めをせずに会社を乗っ取る方法があるなら教えて欲しいものです。
そのノウハウを売るだけで大金持ちになれるのに。
 
その雑誌によると株主総会での妨害を排除するために非上場化を目指したと書いてあります。
まるで総会で質問した私が悪いような・・・。
昨年の株主総会で私が質問したのはファンダンゴの資金の流れについてです。すこし複雑なので2回にわけて計30分ほどだったと思います。
何故ならば吉本興業の業績悪化はファンダンゴ抜きにしては語れないと思っているからです。
ファンダンゴとその子会社ロジャムの減資を通じて、市場から集めた資金が外部に流出したと思われるフシがあるからです。
 
今年の総会での質問は週刊誌に掲載されていた社長個人の銀行口座の動きについてです。
我ながらちょっと下品な質問かなとも思いましたが、SMエンターテインメントから個人口座に入金がされたとのことで黙ってられませんでした。
SMエンターテインメントはファンダンゴ株式を上場前の増資で500円で引き受けた韓国の会社です。
香港のロジャムといい、どうもアジアに何か答えがあるような気がします。
(社長への入金についてはSMエンターテインメントが社長保有のファンダンゴコリア株を買い取った代金だったそうです)
 
総会ではそういうスキャンダルめいた質問ではなく、ファンダンゴの質問の続きをする予定でしたが、さすがに二つの質問は答えてくれそうにないし、また長引くと「引っ込め~」との強烈なヤジが昨年はあがったので、こちらの質問を優先しました。
これって言いがかりをまくし立てて総会を妨害したことになるんでしょうか?
 
12時頃に「そろそろ決をとって食事にしましょうや」との提案があり結局終わりました。
昨年もそうだったんですが、会社側の説明をいれて2時間の総会でした。
もっと時間をとっていただけるなら聞きたいことは山ほどあったんですが、他の株主さんに迷惑がかかりそうなのでやめました。
上場廃止までして2時間そこらの総会を避けねばならない理由ってなんなんでしょうかね?
週刊誌には「吉本は危機的状況で大事な話をしなければならないのに・・・」とありましたが言ってくれればいくらでも話を聞きましたのに。
なんか勘違いされているような気がします。
 
さらに同紙には
「TOBに協力して出資すると言っていたメインバンクが、突如出資を取りやめたとのこと。それは創業家サイドを警戒してとのことだそうです。」とあります。
まず、吉本の株主であった銀行群は今回のTOBのスキームについては参加しておりません。
ですから「出資をとりやめた」というのは違います。
もともと出資する予定はないのです。
「出資」ではなくクオンタムが組成したファンドが買収するために必要な資金の「融資」です。
 
TOBの報道が最初に読売新聞で掲載されたとき、買収資金の融資銀行として「三菱東京UFJ」「三井住友銀行」があがっていたと記憶してます。大株主の銀行です。
それが最終的には「三菱東京UFJ」のかわりに「住友信託」があがっておりました。
これってやっぱり「三菱東京UFJ」が取りやめたってことだったんですね。
融資といいましても吉本興業の資産が担保で、また現預金と有価証券でだけですぐに返済できますから、リスクのない150億円の融資なんですが、「三菱東京UFJ」がとりやめた事情はいったいなんなんでしょうか?
 
大崎社長の言葉として
「それはショックでした。その銀行で予定してた150億円がだめになったんですから。TOBに失敗したら僕は社長を降りて、紳助やダウンタウンに金を借りようかとも思ったくらいですから(笑)。もうダメやと考えたこともありました」
覚悟が伝わる名セリフです。
 
名セリフですが、それを言ってはだめでしょう。
だって今回のTOBはクオンタムが提案して吉本興業は賛同しただけっていうのが建前なんですから。
社長の口から「吉本が企画して資金集めも社長が旗振りしてました。」
なんて意味に取れる発言をしたらまずいでしょう。
融資を受けるのは買収会社のクオンタム・エンターテイメントであって吉本ではないから融資の交渉も吉本は関係ないはずだし、
そもそも利害が相反する役員はこの取引に関与しては問題ありなんですから。
 
私たちは今回、訴状のはじめで請求の原因について「実質、吉本役員が企画して株主を追い出すんだろう。形をかえたMBOじゃないか」との内容の主張もしましたが、
答弁書でここらへんについては、
「原告の独自の意見ないし評価につき認否を要しない」
とばっさり切り捨てております。
だから社長が音頭をとってたなんて言ったらまずいでしょう。
 
まぁ写真週刊誌の書くことですから、これを持って「証拠だ~」なんて大人げないことは言いませんが。
 
 
ところで私が「なんかファンダンゴっておかしい」と感じたのは公表されている決算書からです。
さらに不思議なのは、監査法人や大株主の銀行、取引所はこの決算は気にならないのかなってことでした。
さて今回のスキームによって、銀行は株主でなくなります。また取引所も関係なくなる。
監査法人も変わる可能性がある。
ちょっと悪意のある推測ですが、みんな上場廃止に大賛成なのかもしれません。絡みたくないってやつです。
「三菱東京UFJ」は融資さえ絡みたくなかったのかもしれませんね。
まぁ、さすがにそれは考えすぎか。
 
 
さらにその週刊誌には
「あるレコード会社やネット配信会社、外資系会社がグループになって乗っ取りを仕掛ける動きがあった」と書かれていました。
これは初耳でした。
言ってくれれば買収阻止のために協力しましたのに。
と言っても持株を売らないことしかできませんが。
実際に非上場化は究極の買収阻止策とも言われてますので、もしホントにそういう動きがあったなら言ってくれれば、今回のTOBもある程度理解できたかも知れませんのに。
何故にいまごろそんな話が振って湧いたように?
 
さらにですが
私たちが「TOBの無効を訴える訴訟をおこした」と週刊誌には書いてあります。
しつこいようですがTOBの無効なんて訴えておりません。
TOBは株式を買付けする単なる手段ですので、無効を主張しても仕方ないです。
また、TOBに反対することは逆に市場の自由に反します。
問題としているのは株主強制排除です。
これに関しては「違法ではないか」と思ってる法律家もおられるとのこと。
本来自由なはずの市場で「強制」排除はおかしいのではないかとの訴えです。
 
雑誌の記者さんももう少し訴状を読んで書いてほしいものです。せっかく頑張ってホームページを作ったのに。
 
 
吉本興業の経営に疑問を感じ、株主総会で2回ほど質問をしたわけですが、なかなか納得できない。
「なんやライフワークになりそうやな」
なんて思っていたときに強制排除される。
「逃げた?」
との気分になりましたが、そこまで思いあがってもおりません。
実際、総会では質問している株主に対するヤジがすごく、マイクを切られたりするのでそれほどの追求もできませんでしたから。
この2年、総会では不完全燃焼で悔しい思いをしておりました。
 
「強制的に排除されればファンダンゴ以降の動きについても追求できなくなる。
疑問が解消されるチャンスがなくなってしまう。」
 
なんか意地になって訴えをおこしてしまいました。
 
無力だから思わず声を出してしまうのです。
弱い立場だから逆に声をあげてしまうのです。
 
大声を上げる弁舌家たちのことを茶化して、キケロはこう言った。
『彼らが叫ぶのは無力だからだ』
-プルタルコス-
 
これ冒頭にも書きましたっけ。
 
しかし、「融資」を「出資」と書いてみたり「強制排除は無効」の訴えを「TOBは無効」と書いてみたり、写真週刊誌といえども事実をちゃんと書いて欲しいですね。
全く意味や印象が変わってきますから。
ましてや吉本興業社長が買収の資金繰りにまで関与してたととれる記事なんて・・・
これって、出版前に吉本に原稿を見せないんでしょうかね?
何か目的があってわざとこんな書き方をしているとも思えませんし。
 
こういう写真週刊誌を使ってまで大声を上げる必要なんてないと思うんですが・・・
 
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